『Ｊｕｉｃｙ　Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ』

「今日って確かクリスマスえしたよねぇ？」
「そやよ」
「それなのになんで俺たちロケ弁なんて食べてるんでしょうねぇ」
「撮りがおしてるからだろ」
「そりゃそうですけどぉ」
「一応ベントもクリスマス仕様やん」
「どのへんがですかぁ？」
「からあげ入ってる。ホレ」
「うにゅう〜」
「甘いもん欲しかったら、差し入れのクッキーあるぞ」
「大福もあるよ。オダギリくんの好きな豆入り」
「いや分かってるんです。仕事があるってスバラシイことです。でもちょっとなんか」
「いーじゃねぇか、彼女もいないんだから」
「くすん」
「まぁクリスマス言うて何するわけでもないからそれはいいけど。早いとこ引越ししたいなぁ」
「そうですねぇ。せっかくオレがこの前アピールしたら、貸してくれるトコ見つかったのに」
「言うてみるもんやねぇ」
「とりあえずクウガの撮影終わらないと無理かなぁ」
「せめて誰か１人でも引越しできるといいんだが」
「このスケジュールじゃ３人とも無理やしねぇ」
「せっかくダブルベット生活から解放されると思ったのになぁ〜」
「何オダギリくんあのベット捨てるつもりやったん？もったいない」
「そうだぞ。物は大事にしないとな」
「だって足の踏み場もないんですもん」
「人が来たとき一緒に寝れていいやん。ひろびろ寝れるし」
「そりゃ葛山さんはいいですよ？オレのことパソコンの隣に蹴落として大の字になるんですから」
「そんなことした？」
「しました」
「そぉお〜？」
「とりあえず引越しの準備だけは進めとかんとな」
「友達にも頼むにしても、お正月中は無理ですもんねぇ」
「くじけちゃいかんよオダギリくん。ほら、流れ星」
「引越し引越し引越し」
「セコいお願い」
「だって切実なんですよ、大塚さん」
「だよな〜」
「また今年もここで除夜の鐘聞くのかなぁ」
「そしたらオレは酒持ち込みますよ」
「お、それいいな！つまみはまかせろ」
「せやからせめて撮影所じゃないとこで……」

「男３人でかたまってなにしてるわけ？」
「早く引越ししたいトリオなんですって」
「ああ、それで。仲いいわねぇ」
「クリスマスですからね」

　

　

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いやその、『住ＳＥＥ』でオダジョーが言ってた「同居予定の役者２人」が、この人たちだったら面白いだろうなぁ、と（笑）。

　

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