お祝いにはみんなから白いシルクのパジャマをもらった。
もちろんおそろいの。
するするしたその肌触りが面白くて、風呂上り、何度も手足をパタパタさせていた。
「……そんなにしてると脱げるよ、ヴィゴ」
「どーせすぐ脱ぐだろ?」
いたずらっこの目で、ヴィゴはそう言った。ショーンも反論はしなかった。

晴れて夫婦になって、1番最初にしたことはなんですか?
『ありがとう』と言うことでした。

本当はもっと、余裕をもって始められるはずだったパーティは、毎度おなじみ撮影押しでそうもいかなくなった。だからヴィゴもショーンも中つ国の格好のままで誓いのキスをする羽目になった。
頼りになる先達の、偉大なるサーに厳かに問われた(サーもまた、白き賢者の格好のままだった)『この者と愛を交わし、また分かち合うか?』と。
『YES』という言葉が、同時に飛び出せばあとはもう。
指と指をかたく握りしめあって、まわりのどんな声もとどかないほどキスをした。

お互いの息子と娘にも来てもらって。
まがりなりにも祝ってもらった。その広く深い懐に感謝しつつ。
『ありがとう』と。

息子はホビッツ&エルフの宴会に参加しにいった。
娘たちは同行してもらったシッターたちとホテルに。
だから今このかりそめの新居にいるのは2人だけだった。
さんざん飲んで食べて。誰と結婚したんだっけ?アラゴルンと?ボロミアと?と冗談を交わしあって。
飲みすぎなのは分かっていたから家に入ってからはスパークリングウォーターで乾杯し。
交代で抱き上げて玄関をくぐってドア枠に頭をぶつけて。笑いあって。

楽しくて楽しくて楽しくて。

白いパジャマを着て新しい生活をはじめよう。
何もかもがもう一度はじまる。
アイもユメもこれからもみんな。
『結婚してくれてどうもありがとう。これからもうんとよろしく』

……いついただいたかなんて恐ろしくてとても言えない(汗)。
どーも遅くなりましてー(滝汗)。
いただいたこの絵が、あまりにもロミジュリな豆藻のイメージであったため、ロミジュリがひとつでもUPされるまで!ということで秘蔵していたものですから……。
うふふふふふふ。らぶらぶいちゃいちゃな感じが、新婚さんいらっしゃ〜い♪って感じしませんこと?(笑)
そういえばこれが、ナマモノ初賜り絵なのでした♪

 Picture by MegGOINGUNDERGROUND

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